区議会議長




 墨田区立第五吾嬬小学校の閉校にあたりまして、墨田区議会を代表いたしまして、一言ごあいさつ申し上げます。

 第五吾嬬小学校は、昭和2年、第五吾嬬尋常小学校としてこの地に開校以来、75年の歴史の幕を閉じることになりました。

 ほんこうはの歩まれました70年余の歳月は、戦前戦後の混乱期をはじめ、経済の高度成長やバブル経済の崩壊など社会経済情勢は大きく変動し、また、このことは同時に教育環境にも著しく影響を与えた時代でもあったと存じます。

 この間、幾多の困難を克服され、本校を発展に導き、ご尽力されてきた歴代の校長先生をはじめ、教職員の方々、PTAや地域の皆様方に心より敬意を表しますとともに、深く感謝申し上げます。

 本校は、児童の一人ひとりの個性を生かし、柔軟な思考力を養うなど、児童の自主自立性を尊重し、創意あふれる特色ある教育環境の中から、巣立っていった多くの卒業生が社会の一員として様々な分野でご活躍していること無論のこと、21世紀の国際社会に一翼を担うであろう幾多の有望な人材が育っているものと確信しております。

 結びに、今日に至るまで、本校の教育活動にあたたかいご支援を賜りました関係者の皆様方に心より感謝申し上げますとともに、今後は、更正小学校、木下川小学校と統合となり、新たに八広小学校として、出発する訳でございますが、これまでと同様、心身共に健康な児童の育成にご理解、ご協力を賜るますようお願い申し上げます。